茶の道 楽焼茶碗

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昨日はお茶の稽古に行ってきました。

一通り終わったあと、父のお茶の先生の話を聞きました。

  100721-1.jpgもともと、父が茶道を習うようになったきっかけは

何度か書いていますが、父が今の仕事(楽焼を作る仕事)をするうえで

茶道で使う茶道具を作っているんですから

当然ながら知っておかなくてはいけないことだったからです。

 

同じように父の職場から何人かで通ってはったんですが

一番下っ端だったので、稽古の日は一番最初に行き準備をし

先輩が適当な理由をつけてさっさと帰っていっても

一番最後までいて片づけをしなければならず、

先生から怒られるのも一番多かったそうです。

 

そういう話を聞きながら気になった話がありました。

 

その先生はもう20年ほど前に亡くなられたようなのですが

厳しいけれど、すごく道具を大事にされる方だったそうです。

 

抹茶碗ひとつをとっても、大切に扱い、しっかりと手入れをされていたそうなんですが、

父たちが窯で作った新しい楽焼の茶碗などを先生に持っていくと、

すごく喜ばれ使ってくれてはったそうです。

100526-3.jpg 

ある方が、先生の使っておられる父のところの抹茶碗をみて

すごく気に入り、これと同じものがほしいと父に言ってこられたそうです。

そして、先生が使っているのと同じ茶碗を父が差し出すと

「こんなんじゃない、あそこにあったのはもっと味のあるやつや」

と言われたそうです。

 

楽焼の茶碗は、手作りなので完全に同じものはないのですが

それにしても、そこまでの違いはないはず。

仕方がないので先生の所の茶碗を見せてもらう。

確かに同じ種類のものです。

 

そこで気づきます。

先生はその茶碗で何度も何度もお茶を点て

丁寧に丁寧に何年も大切に使ってこられているので

茶しぶが茶碗の隙間に少しずつ入りこみ、

少しづつ、少しづつ変わっていき

買ってすぐの茶碗と比べたら、すごく味のあるものになっていたのです。

さすがは先生・・・

 

楽焼の茶碗というものは、すごく高価なものもありますが、飾るものではなく

使って初めて命が吹き込まれるんです。

そして、使えば使うほどにその人独自の味わいがでてきます。

 

丁寧に何度も使ってあげれば、

それに答えるかのように、どんどん味わい深いものに変わっていく、

高いものだからと、使わずに箱の中にしまっておくと

へそを曲げてしまうかのように、変な匂いがついてとれなくなったりします。

まるで生きもののようです。

 

今日はいい話が聞けました。

僕もたまには家にある茶碗を使ってあげなければ!

 

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コメント(10)

こんばんは
きれいな 器とお抹茶の色
異次元の世界に 美しさを感じます
使ってあげる というフレーズが心に残りました
明日もお元気でお過ごしくださいね!!
ポチ全て完了です

使っているうちに味が出る。
そういう道具であって欲しいし、そういう道具の使い方をしたいですね。
そして、使っているうちに味の出る男になりたいものです。

そうやって 生命が宿るようなかんじですね

ぞぞぞ としながら 読みました

物にも 命は宿りますね

やっぱり、お気に入りの物は
大切に使っていくと、
もっと素敵になるんですね。

taishiさん腕は上がっているのでしょうか?
緑のお茶が、とてもきれいです。

そうそう、
連れて行ってくださるという川床ですが、
貴船は、1〜1,5万円位だそうですよ。
ランチもあるそうな・・・
お小遣いためておいてくださいね。

こんばんは☆彡
今日は僕もいい話が聞けました('-'*)
使うことにより魂を吹き込んで行くってことでしょうか。さすがは先生。その違いをはっきりと見分けられたのですね。
ふむふむ。。高尚な話です。

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プロフィール

 
 
     
  • 中野 大士" 中野 大士(なかのたいし)

    肩書き
    ○京都生まれの32歳
    ○京都 奈良屋 店主
    ○美容室勤務
    ○居酒屋バイト終了
    ○釣りバカ(エギング)
    ○フットサラー
    ○料理人(素人です)
    ○実は二級建築士
    ○バイク乗り(とうとう復活)
    ○恋愛相談カウンセラー
    ○読書家(マンガ 小説など)
    ○茶道家(嘘です)
    ○陶芸家(自称)…etc     
 
 

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